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ロンドン最古のレストラン「ルールズ」Rules でトラディショナルな英国ディナーを楽しむ
本WEBマガジンでは繰り返し「美食の街ロンドン」を提唱してきた。今でも続くイギリス飯がマズいという勘違い。 なぜなら、昔からロンドンには美味しいレストランが存在したのだから。 今回は、ロンドン最古のレストランを紹介したい。 ジョージアン時代に設立された歴史ある佇まいと、ビクトリアンからエドワーディアン時代にかけ、ロンドンを舞台にした多くのドラマに出てくるこのレストランの楽しみ方を伝授しよう。

▶ロンドンで一番美味しい夕食なら、ルールズ Rules
ルールズ Rulesはロンドンの中心地コベントガーデンにある、1798年創業のロンドン最古のレストランだ。 ビクトリア朝時代のゴージャスな内装と、提供される伝統的な英国料理はロンドンでも圧倒的な存在だ。
WEBサイト: https://rules.co.uk/
ちなみに、創業年の1798年はナポレオンが東方遠征としてエジプト遠征に出発した年である。 その頃にできたレストランといえば、その長い歴史についてイメージがわくであろう。 その歴史の長さから、英国貴族を描いた人気ドラマ「ダウントン・アビー」や、その他の歴史系英国ドラマでも、度々「ルールズ」Rulesは登場している。

マガジンの最後にレストラン情報を記載しているので、ぜひチェックして欲しい。本レストランは人気店のため予約をオススメする。ランチであれば、予約なしでも入れる可能性が高いが、夜は予約が必須だ。 伝統的な英国料理が多い本レストランに関して、本WEBマガジンのオススメは以下の3点である。
1. 最初は、やはり肉にマッチするワインからスタートするのが良いだろう。 特に定番であるローストビーフを注文するのであれば、赤ワインを注文するのが良い。 もちろんノンアルコールや別の飲み物も豊富にあるので、ご自身の好みに合わせてオーダーしよう。
2. 次に、定番のローストビーフ+ヨークシャープディングだ。 ボリューミーでジューシーなローストビーフは、2人以上でシェアが鉄則。 また、付け合わせとしてほうれん草をコクのあるホワイトソースでからめた「クリームスピナッチ」も忘れず注文することをオススメする。

3. 最後にアップル & レモン クランブルをデザートで注文だ。 カリカリのクランブルの下に、ローストされたホットアップルが下に敷き詰められているこのメニューは、上から贅沢にカスタードクリームをたっぷりかけるのだ。 甘さは思ったより控えめで、食後のデザートワインや紅茶、コーヒーなどとの相性は抜群である。

もちろん英国の定番であるパイや、生オイスター、冬に楽しめるゲーム・ミート (ジビエ) を注文してもよいだろう。 好みに合わせて、スタッフと相談しながら好きなメニューをオーダーしよう。
▶ロンドン最古のレストランとアンティーク
英国で一番歴史の長さと重みを感じることができるルールズ Rules。 200年の歴史を経て、なお輝き続ける理由は、その唯一無二のスペシャリティにある。
アンティークも同じだ。 造り手の創造が形になり受け継がれ、アンティークとして次の世代に引き渡される。 本マガジンが提唱する「過去はいつも新しく、本物の未来はいつも懐かしい。」というエッセンスを本レストランからも感じ取ることができるのだ。
▶レストラン情報: Rules(ルールズ)
名前: Rules(ルールズ)
WEBサイト: https://rules.co.uk/
ジャンル: イギリス料理、 トラディショナル・ブリティッシュ
住所: 35 Maiden Lane, Covent Garden, London WC2E7LB
電話: +44 20 7836 5314
最寄り駅: Covent Garden