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英国の地下鉄 (Tube) は人種を超えてアートが混ざる。 世界一の多様性を誇る英国の地下鉄事情を探る

英国の地下鉄はアートだ!車内や地下鉄駅構内でアーティストが音楽ライブを繰り広げていると思えば、足元には英国人が大好きなワンちゃんが飼い主の足元で寝っ転がっている…日本人にとっての「非日常」がロンドンの「日常」なのだ。


▶ロンドンの地下鉄について

2019年3月27日、著者土橋は英国ロンドンの地下鉄に乗って移動をしていた。 自他ともに認める程、ロンドンタクシーをこよなく愛するが、時には「オイスターカード」を片手に地下鉄で移動し、英国の日常を感じることも大切だと考える。

ロンドンの地下鉄は、Subway (サブウェイ) ではなく The Underground (ザ・アンダーグラウンド)、または親しをこめて The Tube (ザ・チューブ) と呼ばれることが多い。 その由来は、まるでチューブのような円形のトンネル形状にある。 ちなみに、英国でSubwayは地下道の意味だ。 本記事を読む方々は、渡英経験があり、自然とチューブの方で呼ぶ方も多いだろう。


ロンドンの地下鉄…様々な言語・音楽が交差する異空間


▶地下鉄内のゲリラライブに遭遇。Kensingtonエリアにて

ベーカーストリートからパディントンに移動するため、ベーカールーラインというロンドンの地下鉄に乗っていると、突然トランペットを持った複数の輩がおもむろに音楽を披露し始めた。 ゲリラライブの開始だ。 静かだった地下鉄の空間は、突然明るい音色に包まれ、乗客もスマートフォンを取り出して撮影開始。 わたしも、気がつけば自身のスマートフォンで動画を撮影しながら、地下鉄車内で繰り広げられる音色に聞き入っていた。


演奏終了後に逃げるように立ち去るミュージシャン (?)

帽子にいれた1ポンドが、彼らの糧なのか。


▶英国の地下鉄はアートだ。 多様な人が、多様なアートを生み出す異空間だ。

ロンドンの地下鉄という「物」も進化している。 2019年に開業予定の新しい地下鉄、ELISABETH LINE (エリザベス・ライン)

が利用可能になれば、ヒースロー空港を含め、ロンドンの西と東を繋ぐ壮大な地下鉄が出来上がるのだ。 つまりロンドンの地下鉄は歴史があり、かつ進化し続けている。 ここに、その素晴らしさの本質がある。


今回の感想を総括しよう。

歴史あるロンドンの地下鉄に乗り、多様な人々から生まれる音楽を体感したことで「ロンドンの地下鉄はアートである」と痛感した。 この圧倒的なアートは、ロンドンにしかないのである。


世界最古の地下鉄として、1863年1月10日より毎日ロンドナーを運ぶ地下鉄は、その歴史と多様な人々が混在する異空間になっている。 その世界一長い歴史の重みに、新しい人が新しい音楽を重ねることで今までにないハーモニーが生まれているのだ。 ここにも、ロンドンの地下鉄という「モノ」と、そこで交差する多様な「ヒト」という2つの財産の融和を感じることができた。 これからも、上質な「モノ」と「ヒト」を繋ぐ仕事は続く。 ゴールは、未だ、見えない。


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