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The Wolseley (ザ・ウォルズリー) でロンドン至極の朝食を堪能
本WEBマガジンでは、「美食の街ロンドン」を提唱している。 10年前までイギリス(ロンドンを含む)といえば「飯がマズい」ことで有名であったが、それは2019年現在では通用しない。 逆に、ロンドンでは正しいレストランをセレクトすれば、素晴らしい食事を楽しめる街へと変貌を遂げている。 今回は、ロンドンの朝食ならぜひ訪れてほしいレストランと、注文すべきメニューを紹介する。

▶ロンドンで一番美味しい朝食なら、The Wolseley(ザ・ウォルズリー)
5ッ星ホテル「The Ritz ザ・リッツ」の裏手にある The Wolseley(ザ・ウォルズリー)。
WEBサイト: https://www.thewolseley.com/
その荘厳な外観で入店するのに少々勇気がいるが、実は2003年にオープン。 意外と新顔なのだ。 その歴史あふれる建物は、1921年より車のショールームとして営業。 バークレー銀行の支店を経て、2003年にアールデコ様式の内部を残しつつ新しいレストランとして生まれ変わったのが The Wolseley である。
マガジンの最後にレストラン情報を記載しているので、ぜひチェックして欲しい。本レストランは超人気店のため予約をオススメする。運が良ければ、予約なしでも入れる大通り沿いの席がとれるかもしれない。 メニューはヴィクトリア時代から続く伝統的なものが多いが、本WEBマガジンのオススメは以下の3点である。
1. 最初は、やはり英国らしくティーだ。 ミルクを淹れて楽しむイングリッシュ・ブレックファーストやストレートでも美味しいアールグレイなどのメインどころの英国紅茶を頼める。 磨き上げられた銀のティーポットでサーブしてくれるので、それを見るだけで最高のブレックファーストのスタートが切れる。
2. 次に、入り口にある、ヴィエノワズリー(菓子パン)の中からクロワッサンや英国ドーナッツなどお好みで1つ。 特にクロワッサンの周りはサクサク、中はフワフワで絶品だ。
3. 最後に英国オムレツの「Omelette Arnold Bennett アーノルド・ベネット」。こちらは、英国の小説家ベネットが執筆のためにサボイホテルに滞在していた際に、西洋料理で著名な料理人であるエスコフィエが彼のために考案した料理である。 フワフワの卵の中に潜むホクホクのサーモンがたまらない一品。

もちろんEgg Benedict(エッグベネディクト)や パンケーキなどの定番も豊富。 好みに合わせて好きなメニューをオーダーしよう。
▶二人の仕掛け人
独断で言わせてもらうが、このロンドン、いや英国で一番美味しい朝食をいただけるレストランが The Wolseley だろう。 この仕掛け人は Chris Corbin 氏と Jeremy King 氏だ。
WEBサイト: https://www.corbinandking.com/
彼らの創りたかったもの「一日中楽しめるヨーロピアンスタイルのブラッスリー」。すなわちこのレストランは、彼ら2人がアールデコ様式の内装を引き継いでオープンした、まさに「過去はいつも新しく、本物の未来はいつも懐かしい」という本WEBマガジンが提唱するエッセンスを強烈に宿しているのだ。
▶レストラン情報: The Wolseley(ザ・ウォルズリー)
名前: The Wolseley (ザ・ウォルズリー)
WEBサイト: https://www.thewolseley.com/
ジャンル: イギリス料理、 モダン・ブリティッシュ、 ブレックファースト
住所: 160 Piccadilly London W1J 9EB
電話: +44 20 7499 6996
最寄り駅: Green Park
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